2023年6月11日日曜日

『読むだけでフワッと癒やされる本』感想

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捉え方も「フワッと」変えられます
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先日、発売された新刊
読むだけでフワッと癒やされる本』。

「これまでの樺沢先生の著書とも
また違う雰囲気の本だなぁ」

......と感じましたので、
私なりに特徴を表にまとめてみました。


『読むだけでフワッと
癒やされる本』
これまでの
樺沢先生の著書
いつ読みたい?ちょっとお疲れのとき
調子が悪いとき
うつに近いとき
比較的、元気なとき
きちんと余力があるとき
何かをバリバリ
頑張りたいとき
どんなふうに
読んだ?
パラパラと
音楽を聞き流す
ような感じで
ノートとペンを用意して
アウトプット前提
基調と
している色
ピンク

色なし(白黒印刷)
イラストの
ねらい
癒やし内容の理解促進
読後に
想定される
アウトプット
「ぼーっとする」
「眠る」
「ひらめく」
静的
「書く」
「話す」
「運動する」
「チャレンジする」
動的


また、いちど読み終わってから今日まで、
何度も何度も読み返している箇所が
いくつかあります。

今回は、
これからも思い出したい部分ベスト3
を紹介し、読書感想文とさせていただきます。


ベスト1.「大人になるってどういうことですか?」

■子どもは、「自分の話を聞いて」とか「自分と遊んで」とか、
 常に「自分が、自分が」と、常に”自分モード”

■大人になるためには、自分がアクションを起こす時、
 相手の立場、気持ちになって考え、行動することが大切

[気づき]

まず「大人になるってどういうことですか?」の答えが
明文化されていること自体に
驚きました。

また「大人になるってどういうことなんだろう?」と
疑問に思いながらも、
これまで何のフィードバックも、インプットもしてこなかった
自分の未熟さにも気づかされました。

しかし、この本が「フワッと」していたからこそ、
必要以上に落ち込まずに
受け止めたり、考えたりすることができました。

私もつい4〜5年前、
法律や職場の決まりを自分の良いように解釈し、
自分の言いたいこと、やりたいことばかりで
周りの人と衝突を繰り返していました。

当時の自分にとくに見せたい項目です。
また今、この本に出会えて良かったです。


ベスト2.無理して真面目でいることで疲れる

■樺沢先生は、好きな時間に起きて寝て、
 好きなものを食べ、好きな時間にジムに行く
 疲れていれば昼近くまで寝て、
 気が進まなければ仕事をしない

■世間的に見た不真面目な生き方は、
 じつはすごくいい生き方

[気づき]

樺沢先生が突発性難聴になったのを機に
「自分らしく」生きるようになったことを、
ある程度、知っていましたが、

具体的にどう「自分らしく」過ごされているかは
今回、本を読み始めて知りました。

いつも早起きをされて、朝散歩をして
十数時間もお仕事をされて
夕方ハードな運動をされる

......といったストイックな生活を
想像していたため、
意外だなぁと感じました。笑


ベスト3.多くの人が認知バイアスで結論を出して逃げている

■たった3分の検索で、
 自分は思っていたほどダメじゃない、
 とプラス思考に

[気づき]

私はかつて、目上の人がおっしゃる

「わざわざありがとう」
「ご丁寧にありがとうございます」

が皮肉や慇懃無礼に思えて、
落ち込んだり、
ひとり勝手に怒りや悪意を
抱いたりしたことがありました。

しかし、実際にスマートフォンで検索してみると、
いずれも強い感謝の気持ちを
表すものであることがわかりました。

この術を知っていれば、
自分や周りのエネルギーを
必要以上に奪うことが
グッと減るのでは無いかな、と感じました。


最後に

5月に周りの人が次々と体調を崩し、
おのずと自分のToDoが増える中で、
いつしか私自身も
心身の余裕を無くしていました。

ちょうどそのような時期に
心あたたまるフワッとした本を
めぐりあえ
たことに感謝いたします。

私は気分が落ち込むと

「あいつが全部悪い」
「私は何も悪くない」
「こんな自分は嫌だ」
「もっともっと頑張らなきゃ」
「自分の落ち度を指摘されたら爆発しそう」

......などの
一見相反するような感情を
同時に抱くことがあります。

このいずれの感情にも
『読むだけでフワッと癒やされる本』は
フワッと、
新たな気づきを与えてくれるように思います。

おかげで、必要以上に自分を責めることなく
自分の振り返りができましたし、
私の捉え方のレベルもまたひとつ
上がったような気がします。

このあと私は、ぼーっとして
眠りにつきたいと思います。

「自分自身は生まれることを望んでないのに、なぜ自分は生きる必要があるのだろう?」の答えを、ChatGPTが即答してくれた。

いやー、すごいすごい。 私は、こういう「態度」が欲しかった。